じぶん材料あつめ
by abekama
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カテゴリ:ごほん( 7 )
Re:S休刊とすなおの閉店
さっき友人から電話にて知らされ唖然としている
私の心の支えであり目標であり先生であったRe:S
誌面を読んでは一緒に旅をし
時には触発されヒッチハイクの旅なんて無謀なこともした

最初にRe:Sと出会った時
感動と衝撃と先を越された多少のくやしさ
その後には涙がこぼれた
なんて温かくて優しくて強い本なのだろうと
一緒に仕事がしたいと強く思ったこともあります
反面このように素晴らしい雑誌を増やさなければならないとも

昨年仙川にある定食屋「すなお」にてお会いした藤本編集長には
もどかしいほど思いを伝えられなかったけれど
また再会した時には
誇りを持って胸を張って自分のやっていることを話せたら
そう思っていました

とはいえ休刊であって廃刊ではありません
セカンドステージに向けてきっと何かをやらかしてくれることを
期待してやみません
しばらく紙媒体でのRe:Sに会えなくなることは悲しいけれど
絶対近い将来また再会できると思っています

ファーストステージを終えた大好きなRe:Sとすなおにありがとうとごちそうさま
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by abekama | 2009-02-04 21:18 | ごほん
バカになってみたらいい
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ただ一つのことに執着して突き詰めていくことを
その人はそう表現した
無農薬リンゴを作り始めて30年
その道のりは私のような青い人間には到底語れるものではないが
死を覚悟するまでにやるだけのことはやりつくした
だがリンゴの木は枯れようとしていた
ロープを持って山へ入っていったときに見た幻のリンゴの木は
おそらく偶然でもなんでもない
私は何の信者でもないが
ああ神様が見ていてくれたんだな
そう思わざるを得ない出来事だった
しかしその人はそんなことすら考える余地もなく
ただひたすらにその下の土を掘っては口に含んだりにおいをかいだり

人は一つのことに狂うと本当の奇跡を生み出せるのだ
なんの根拠もないし
今の自分には決して出来ない偉業だが、そう確信した

私が今まで読んだ本至上一番の
まるで空から真っ逆さまに突き落とされたような衝撃を受けた
その人の人生に何の役にもたたないが
手がちぎれるくらいの拍手を送りたい
そしてその意思を必ず受け継いでいきたいと
生半可な気持ちではなく思った
もうプライドとか見栄とかどうでもいい
とにかく信じて突き進んでみよう
どうなるかわからないけど
どうにかなるだろう
健康な体と少しの食べ物があれば人は生きていける
生きている限りありとあらゆる感動が待ち受けているはずだ
その人のように気違いと思われようとも
本当に正しいと思える場所へ進んでいける勇気をもらった

「リンゴの木は、リンゴの木だけで生きているわけではない。周りの自然の中で生かされている生き物なわけだ。人間もそうなんだよ。人間はそのことを忘れてしまって、自分独りで生きていると思っている」

この言葉に到達するまでの軌跡を読むと
今までわかったような気でいたことも
新たな視点で見られるようになった

何よりもすごいと思ったのは木村さんを支え続けた
いや、貧乏を我慢し続けた家族だ
バブルで浮き足立った日も不景気になっても
貧乏なのは変わらない
この家族の支えなしでは守るべき家族がいなくては
木村さんはリンゴをここまでにしなかったはずだ
守るべきものがあるということのすばらしさも同時に学んだ

この本はリンゴの本でも農業の本でも木村さんの自伝でもなく
人間と自然の本来のあり方を教えてくれる哲学書だ
信じられないほどドラマチックな小説とも言えるかもしれない
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by abekama | 2008-11-08 00:58 | ごほん
今日の一言
「恩は着せるものではなく着るものだ」

山本一力『家族力』より
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by abekama | 2008-06-24 22:09 | ごほん
Re:S
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雪国育ちの私は寒さにかなりよわいのです。
東京の寒さは宮城よりつらい。
雪が降ると田舎を思い出してしまう。

朝起きて一面白銀の世界の朝は何度経験しても はっ とする。
全く違う世界に連れてこられたような感覚。
新雪に足あとをつけ思い切り倒れ込む。
顔はひやひやするけど、だんだんあったかくなってくる。
集落全体がかまくらになったように、しいんとしていて、あったかくなる。
しんしんと雪は降り積もり、外はいつもより明るい。

春も夏も秋も冬も強く感じられる。
そういう場所がやっぱり消えてほしくない。

今号のRe:Sはかなり泣きそうになった。
私のやりたかったことが実際に着々と実現されている。
こういう雑誌を増やしていきたい。
大切な田舎を守れるように。
大好きな日本を守れるように。

大事な宝物を手に取るような感覚。
それをRe:Sはできているんだ。
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by abekama | 2008-02-04 23:29 | ごほん
黄色い目の魚
浄化される気がした。
なんも取り繕わなくていい。
無理して笑うことなんかない。
私はそういう人が大嫌いだ。
そしてその大嫌いな人になりかけていた。
取り繕うことは嘘をつくこと以上に残酷だ。
なんも伝わらない。

自分の人生に対しての責任感のうすさ、
もっと出来るはずなのに。
私は何か打ち込めることが特にないから
才能を生かす職業になることはないと思う。
だから編集をやりたいのかも知れない。
才能のある人の思いや技を生かしていきたい伝えたいから。

黄色い目の魚には
少し変わった高校生の葛藤と奥に眠る情熱が描かれている。
あまりにもひねくれていて真っ直ぐで心がえぐられる。
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by abekama | 2007-09-09 21:53 | ごほん
角田光代
なんだろうこの人
知ってる
なんか近い

恋愛観も
旅をする理由も
なんか近いのだ

似てる人を知ると
とても辛くなってしまう
気持ちがすごくわかるから
口では強がり言っていても
心の奥では
寂しいと感じていることが
分かってしまうから


人のエッセイを読んで
涙が出そうになったのは
これがはじめて
とても近くに感じすぎて
角田さんに
思わず電話しそうになった
電話番号なんて
知るわけもないのに
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by abekama | 2007-05-17 23:55 | ごほん
トリップ
本を読んでいる人を見るのが好きだ。
その人はそこにいるのだけれど、そこにいなくて。
本のなかにそのひとの全意識が吸収されている。
本を読んでいるあいだは、
トリップできちゃうんだ。
トリップさせちゃう本もすごい。
本は人間の大事な道具なんだと思う。
いろんなものと出会える。
言葉を操り、文字を書く人間が生み出した
最高の発明品だ。
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by abekama | 2007-02-02 00:27 | ごほん