じぶん材料あつめ
by abekama
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5.ソノ
ソノが結局なんだったのか、今もわからない。
分かっていることはあやしい旅行会社に雇われているドライバーということだけ。

私は彼と一週間にわたり一緒に過ごした。
それはもうほんとに朝から晩まで。
私の拙い英語で毎日毎日ケンカしながら500キロもの道のりをドライブした。
車を降りてもすべての行き先に着いてきた。
ホテルの部屋にまで入ってきた。
一緒に泊めてくれ、と。

ソノ:俺はインドの君の彼氏だ!

私:勝手なこといってんじゃねーよ!

ソノ:じゃあ俺のこと嫌いなのか?

私:別に嫌いじゃないけど…。

ソノ:(抱きついてくる)

私:(逃げる)

ソノ:やっぱり嫌いなのか。日本人、心、狭い。インド人、ビックハート!

私:…。


毎日これの繰り返し。部屋でゆっくりしたくても寝るまで居座るソノ。
疲れてるといえば、マッサージしてやる、という。

こんなことの繰り返しの毎日でストレスがたまってゆき、顔が吹き出物で大変なことに。
私のしたかったのはこんな旅じゃない!!!
あの旅行会社最初は移動はミニバスとかいってたのに、なんだこれ!
楽といえば楽だけど、勝手気ままに動けないじゃないか!

しかも旅行会社にあんだけぼったくられたのに(2.騙された!参照)最後の日の前日にソノにチップを請求される。どのくらいか全く見当がつかず、大体どのくらいなのかを聞くと、この旅行費の10%という答えに思わず涙が溢れてきた。
ソノとの一週間の間で旅行費以外にもぼったくられ、なかば強制的に買い物をさせられ(コミッションねらい)私の現金は残り少なくなっていた。

それなのに10%って?なんで?あんなに払ったのに!

ソノ:君の気持ちだから、別に10%払わなくてもいい。君が俺との旅で楽しかったと思ったらそれに値する額を払えばいい。

うーーーーーーーーーん。
余計なお世話がほとんどだったが、きっとソノにしたら最大限のおもてなしだったのだろう。だから、でも、うーーーーーーーーん。もうお金ないし…。

学生だから許してくれ、と1000ルピー(25%)を払って、その日は別れた。そしてその夜旅行会社に騙されていたこと(3.アーグラでの7日間 参照)に気付いて、そこから先のツアーをキャンセルしてしまった。キャンセルする件をソノ伝えに行く。これは今までの彼との信頼関係を崩す行為だった。彼の連絡先も聞かないままさよならをした。


次の日ソノの本当の正体をしる。(でもこれも本当かどうかは分からない)

彼はそのチップで生活しているんだよ。

!!!!!!!???
え!あの旅行会社に支払った$500は??

ホテルや鉄道のチケット代を差し引いても$400は確実に余る。
ずっと7日間運転しているわけだから$200はソノに行くだろうと勝手に思いこんでいた。
$200は10000ルピー。
平均はあまり参考にならないかもしれないが、日本人の平均の生活を送れるインド人の1ヶ月の生活費が10000ルピーほど。ソノの生活ぶりをみててもとても裕福そうには見えなかった。寝る場所はいつも車の中だったし…。10%払えば、2000ルピーとなり、彼の貴重な収入になるはずだった。

それを聞いて愕然とした。

のうのうとデリーのオフィスでいかに騙すかを考えているあのメガネのインド人を思い出したらさらに腹がたった。と同時に、ソノにとても悪いことをしてしまったような気がした。連絡先を聞いていないので謝ることも出来ない。
そこでもわんわん泣いてしまった。
それを見越してカランがとってもすてきな絵を描いてくれた。

WELCOME TO INDIA ! BE HAPPY ALWAYS KEEP ON SMILE

いつまでもメソメソしていられない。


大変なことばっかりだったけど、いつも
「ゲンキデスカ〜」
と拙い日本語で声をかけつづけてくれたソノに

ごめんなさい



ありがとう。
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by abekama | 2006-04-19 22:51 | たび
4.写真 後半
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by abekama | 2006-04-09 20:25 | たび
4.写真 前半
記事を書くのが思いのほか大変なので、先に写真をもってきてしまった。
インドは私になかなかシャッターを切らせてくれなかった。
理由なんかわからない。でも、生でそこに存在するものたちがあまりにも魅力的で絵になり、私なんかが四角い枠の中におさめられるほどインドは狭くないということだ。




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by abekama | 2006-04-09 20:13 | たび
3.アーグラでの7日間
アーグラとは、あの有名な建築物「タージマハル」で有名なちいさな町だ。
そこでインド旅行中もっとも濃くて、もっとも無駄な時間を過ごした。
ここで出会った三人を最初に軽く紹介します。
銀座でテキスタイルのお店を出している24歳のサニー。
イスラエルとインドのハーフでパーティーオーガナイザーとして世界中を飛び回っている25歳のラム。
ネパールのジャイアン、不良から更生したらしいが、今は何をやってるのか不明のままだった28歳のカラン。


「アナタダマサレテルヨ〜」

そう、この一言が私の旅を180°変えてしまうことになる。
この三人と日本人の大学生二人組カンタと和也でデリーで騙された旅行会社にお金を返してもらうべく、試行錯誤の7日間がはじまる。それはもう、ゆっくりと、インドのペースで、なのだが。

三人は上流階級とまではいかないが、裕福な家の育ちで、お金には困っていない。だから、私たちも騙されることはないだろうと、彼らを信じた。だけど、お金の有無で人を判断してしまうのは、なんとなく悲しい感じがした。
お金だけではなく、かれらの表情からも、私たちを騙そうとしている様子はうかがえなかった。
映画に一緒に行ったり、食事をごちそうしてくれたり。基本毎日ホテルの地下のバーでお酒を飲む。ラムコークがとてもおいしい。インドのつまみの定番(?)チャナー(ひよこ豆)のピリ辛炒めと共に。
ここでインド人から見たインドというものを知る。それはあまりにも本に書いてあることからかけ離れていて、日本人は表面しか見られていないんじゃないかと愕然とする。

そしてここで、困ったことが起きる。
サニーが、私を気に入ってしまい、みんなで飲んだ後少しでいいから二人で飲まないかと誘われる。
なんでも人には言えない悩みがあるらしく、私に相談してきた。インド人はポジティブだと思いこんでいた私はサニーのネガティブ思考にビックリする。
何を言ってもマイナスの方向へ持って行ってしまう。うんざりするほど。
でも少し昔の自分に似ていてほおっておくことができなかった。

サニー以外の二人は楽観的すぎるほど。このふたりにもだいぶ支えてもらった。
カランはいつも笑っていて、ジョークが大好き。「ノージョブ、ダイジョーブ」なんて日本語も取り入れたジョークを毎日毎日聞かされる。ラブサイケデリコが好きらしく毎晩和也が持ってきたスピーカーでLast smileをエンドレスで流される。インドの一番の思い出の曲はこの曲だったりする。
ラムはとてもオシャレでかっこいい。日本の荻窪に住んでいたことがあったらしく日本語も少しできる。が、やっぱり拙くて、とてもかわいらしいしゃべり方になっていしまう。「ミーはね、ユーのね、」みたいな。

こんなにインド人と深く関わる事なんてふつうに旅をしていたらできなかったと思う。
騙されてなんぼ。かどうかは分からないが、ここでの思い出が一番濃く、深く私の記憶に残っている。

結局お金を返してもらう手続きが大変で、いつになるか分からない状態になっていたので、私は一人バスでガンガーの上流、ヨガのふるさと・リシケーシュへ向かうことになる。
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by abekama | 2006-04-05 00:38 | たび
2.騙された!
「アナタダマサレテルヨ〜!」

えっ!?やっぱり………。
そう、私は、まんまと騙されました。
インドの首都デリーは危険!そんなことが当たり前のように「地球の歩き方」に書いてあった。あまりにも当たり前の事実。私はまんまと見過ごしていた。
とりあえず一泊目のホテルと空港への送迎は日本で予約しておいたので、着いたその夜は安心だった。二日目、とりあえず観光でもしてみるかーということで、インドでおなじみのオートリクシャーという三輪タクシーに乗り込む。
堪能な英語で話しかけてくるが、私は頭が悪いので、さっぱり理解出来なかったのを見越してか日本語の話せる友達がいるから話してみるか?ということで、なぜか見知らぬインド人に電話を繋がれる。
車の騒音の中電話をつながれても全く聞き取れない。意味の分からないまま電話を切る。
ガンジー博物館に行きたかったのだが、その日は月曜で休館日だった。博物館系はあきらめ、とりあえずインド門へ向かってもらう。
その前にデリーの地図をタダでもらえるところに連れていってやる。と方向転換し、入り組んだ路地の一つの旅行会社のような場所に案内される。
そこには日本語の話せるインド人がいた。
インドに入って二日目で不安がいっぱいの状態だったので、心配なことをすべて聞ける!と、すっかり安心しきってしまった。

そう、これがインド流だましの手口だったのだ。それに気付いたのはそれから5日後になる。

これこれあーしてこーしてこー行った方が楽しいよ。
話しをしていると、インドの地図を持ち出し、私のこれからのルートを提案しはじめた。
ふむふむなるほど、と聞いていると、あれ?なにこれ、ツアー??
「で、これで$1000。」

はぁ?
あーここは旅行会社なのかー。日本人もいるし、みんなここにきてこんな風にツアーくむのかぁー。
$1000は無理だけどほかに安いルートない?
まんまと聞いてしまった。

そのツアーはミニバスとホテル、鉄道のチケットが含まれている。こんなもんかーと思ってしまったのは安心を買うためと、まだインドの物価を理解していなかったこと。

結局1週間のツアーを$500で組んでしまった。
日本円で6万円くらい。当初私の旅の予算は4万円だった。

そうして私の旅は始まったのだ。
そしてこれからさまざまな形で騙されたことに気付いてゆく。
3.アーグラでの7日間 に続く
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by abekama | 2006-04-03 23:07 | たび